2020/06/15 13:51
こんにちは。店主のパトラです。
「About」のページにも書かせていただいていますが、
私がこの「パトラ・ジェム」を始めたのは、2020年の今年に入ってからのことです。
そもそものきっかけは、自分が物心ついた時から
宝石屋さんの広告チラシを切り抜いて遊んでいて、
色石に異常なほどの興味があったところがスタートです。
そして時は流れて、私は写真家として活動するようになり、
同時にファッションコンサルタントとしても活動するようになりました。
ファッションコンサルタントの活動を始めたのは、
ひとえに私が服を好きだったことと、人間というものに興味があるからです。
写真家として活動する前に、私は通訳者の仕事をしていました。
その中で、国や文化が違うと考え方も違うことを目の当たりにしてきました。
また、人間は一人一人が違った資質や魅力、
そして魂の目的のようなものがあることも感じました。
そんな中、多くの日本人の女性は
自分に自信がないことを知りました。
服が好きだった私は、人が似合う服を着ることで
その人の本質的な魅力を表現できることを知っていたので
それをお伝えする仕事を始めました。それがファッションコンサルです。
ファッションコンサルタントを10年以上やってきて、
それが宝石でも可能だということを感じ、
また、服をたくさんみていく中で
その素材感、デザイン、色出し、
そういったもののバランスで
私が思うところの「素敵な服」というものが出来上がっていることを感じ、
それが宝石にもあることを感じています。
一般に宝石の業界では重視されてきていない
「ゆるいカット」や
「変則的なカタチ」や
「クリアに透き通っていないことで出るニュアンス」
これが魅力になりうることを大いに感じています。
それは、
例えば人間が
東京の都会の出身の美男美女だけが
素晴らしいわけではないように・・・。
この考えはある意味、
宝石の業界の中ではいわゆる「常識」から外れているかと思います。
これまでの宝石業界では
内包物のなさ、色のクリアさ、カットの正確さ・・・
そういったもので色石の普遍的な価値というものをはかってきました。
でも、私はそればかりが石の素晴らしさではないと私は感じていますし、
長年写真家とファッションコンサルタントをしてきて養われた目で
私自身が考える「味があって魅力のある色石」をご紹介していきたいと思っています。
(情報開示は積極的にしていきます)
色のニュアンス、内包物、形、カット、
こういうものすべてのバランスで、素敵な石というのは成り立つと思います。
服でいうと、ピンピンにアイロンのきいたハイブランドばかりもいいけれど
ハンド感が程よくあって、シルエットや色落ちのバランスの良いものが
たまらなくカッコいいものもあるのです。
「着こなし」というようなものですね。
わたしは、ピンピンに綺麗な石よりも、
味があって、大人が身につけても「イタくない」石を紹介し、
たくさんの人にもっと宝石を身近に感じ、カジュアルに身につけて欲しくて
この仕事を始めました。
こういった考え方に基づいた石のセレクトに
賛同し、いいねと思ってくださる方々と
ご縁があるといいな、と思っています^^。
パトラ・ジェム
安達由紀子