2021/03/15 14:06

きょうはちょっとファッションのはなし。

わたしパトラは現在、芦屋のとなりの西宮というまちに住んでいます。

で、わたし自身は北海道出身なので
北海道以外の地域については、
まったく新鮮な新参者の目でその土地を見ていると自負しているんですが。

それは、そこに育つ植物や、食べ物も、人の動きも、いろいろ。

で、服オタクの私にとって、それはもちろん服についてもそうで。
いろんな土地を訪れると
その土地のひとたちの服装や、
そのまちの洋服屋さんに並ぶ服にもアンテナが立ちます。

で、西宮や芦屋の服やさんを見たとき、
なんだかすごく他の土地にない感じを受けたんです。

それは「お嬢さんぽさ」とか「かわいらしさ」。

なんというか、女の子が小さい頃に夢見る
お姫様のドレスの要素みたいなものが強い服を売っている。
ほー、と思って見てました。
要素としては、

ーレース
ーリボン
ーフリル
ーパフスリーブ
ー白〜パステルカラー

って感じですかね。
「甘系アイテム」です。
それらを使った服を扱っているセレクトショップがすごく多い。

道ゆく人はそれをうまく取り入れてセンス良く着こなしてる人もいれば
いや、その、ちょっとそれはやりすぎでイタいんじゃないですか、
という人もまあ色々。

で、
現在わたしがずーっとファッションの成り行きを見守っていて、
ファッションのファッションのトップを行くようなモード系の雑誌
(ヴォーグやシュプールとかですかね)
の中でのその「甘系アイテム」の扱いというのは

例えば

キャップ、スニーカー、ストレートスカート、
オーバーサイズのトップス

などのボーイズ系のアイテムと合わせてバランスをとっていることが多いように思います。
(ちなみに、体にぴったり系と組み合わせると美魔女系になります。うえ。)

これって、甘さと辛さを足し引きすることによって
適性pHにするような感じなんですよね。

ずーっとファッションを見てきて、
この「適性pH」がファッションには大事な気がします。

なぜかというと、どこが際立ちすぎても
「服の中にいるその人」の個性が死んでしまうから。

早い話、服だけが主張してしまうという感じ。
お見合いで出会った女性が、やたらでかいリボンの服着てたのは思い出せるけど
肝心なその人の顔は覚えてない、みたいな。

なので、私がファッションコンサルをする時には
中に入っているその人の持っている
本当に柔らかい「色・空気感」のようなものを読み取って
それを最大限に引き出す・生かす服を選んでいます。
ちゃんと「適性pH」でね。

その「その人の音や色や空気感」というものは
本当にすごくすごく静かな環境でしか聞こえない音のように
聴こうとすればとても微かな音です。
だけど、その人から確実に響いてくるものなんですよね。
(私はどんな人についてもそれを感じ取れる特殊技能を持っているようです)

ただ、よく言われるように、
自分で自分のこと、ってわからないかたが本当に多くて。
(過去の私も含めて)

私は体が大きいから可愛い服は似合わないとか(過去の私はこれ)
逆に体が小さいから負けないようにカッコイイものを着たいとか
誰にも頼らず生きていかなきゃいけないから(思い込み)馬鹿にされないような服を着る、とか
女性として自分は魅力がないからサバサバ系で行くんだ、とか
親に着せられた服が自分には合うと思ってそんな感じの服を着続けているとか

なんしか「思い込み」というのはすごくあります。

あと多いのが
外見はシンプルな方がいいから服はユニクロのシンプルでいい

という方。

いや、ユニクロもGUも別にいいんです。私も持ってます。

でも、

「それがいい」

じゃなく

「それでいい」

っていう人がけっこうに多い気がする。

それで、(ここから本題なんですけど)

服を自称シンプルにしている、といいつつ
ジュエリーはギラギラ系を好んでいる印象が、わたしにはあります。

(わー怒らないでー)

なんかね、いまの時代

例えばハンバーガーのテリヤキソースのようなパンチのきいた味が美味しいと思う子供が増えて
すごく丁寧にとったお出汁の美味しさがわからない、という人も多くなってる気がします。
(たぶんね、病気になったりするとそれってわかると思うんだけど)

それくらい、悪い意味で刺激の多い社会になってしまっているのもあると思います。
いつも刺激と情報にさらされているから
その中でも聞こえる音、わかる味をいいと思ってしまう。

そういう目でものを選ぶと
すごく鮮やかな色だったり、派手派手しいものがよく見えてしまうと思う。
いろんなものを隠してくれるくらい強いもの。

が、しかし
そういう「人工の強いもの」っていうのは
「その人の色や音」とハーモニーを作りづらい。
「適性pH」からすごく遠くなると思うのです・・・。

もう、観賞用として割り切って、眺めるために、持ち歩くためにしている、のなら
別にそれはそれでいいです。いいのです、けども・・・

でもさ、女性に生まれついて(男性もですけどね

やっぱり、「素敵なひと」でいたくないですか^^?

私がパトラジェムでやりたいことで
何回も言ってきてるのは
大人の女性がイタくならずに着けられる色石の世界を作っていきたい、
っていうことですけど。

それは、さっきから言ってる「適性pH」にして行く基本かな、
って思っているんです。

その人その人の「色」や「音」や「空気」があるから。
それと足したり引いたりしたときにハーモニーができる。
そのハーモニーを少しずつ豊かにするためのジュエリーを作りたいんです。

全体のバランスを邪魔しない、
でも、ちょっとうきっとできて
服にもちゃんと寄り添ってくれるものがちゃんとあります。

それは大量生産されたものではなく、
シンプルだけれどもロボットではできない、人間が作っているからこその
美しいいびつさやフリーハンドの美しさのあるものじゃないかなと個人的には感じています。

ふう。

ファッションとジュエリーについては
色々思うところはあるので
またおいおい書いていこうと思いますが。

ここはファッションコンサルの現場ではなくて
いろんな方が訪れるベイスショップなので、
なるべく、汎用性があって服に合わせやすいジュエリー、を
少しずつ企画してご紹介していきたいなと考えています。

第一弾で試作したリングがお嫁に行きましたので、
販売できる第一弾として

バロックパールのピアス(イヤリング)をご用意しています。

パトラ・ジェムのジュエリーの対象は30代後半からの女性で、
少しずつパーンとした肌から柔らかい肌に移行して
その代わりエレガントさが出てくる年代に合うもの。

このパールピアスは
シンプルでそれこそどんな服にも合いやすいのと、

これをつけることで
服の引き算ができます。

例えばシンプルな単色のVネックやクルーネック、タートルのニットに
このピアスだけつけることで、
すごくセンス良く見える。
そして、何より顔まわりが明るく見えます。

そして、
パールの素晴らしさって
冒頭で話していた
「女性らしい可愛さ」を感じることができること。

レースでもリボンでもないけれど、
大人の女性のさりげない可愛らしさって
こういうジュエリーで表現できるんじゃないかな〜と思っています。

あと、このピアス私もつけてますが
マスクの付け外しの際にも
つるんとしてるので邪魔にならないです。

卸売の業者さまのご好意で
いろんな色、タイプのパールをご用意できましたので
近日中に期間限定でご紹介できる予定です。
(加工費込みの特別価格でご紹介します)

どうぞお楽しみに^^!